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N.オクムラさんの02のページ

その2<02ALPINA計画>
(Special thanks N.オクムラ)Since1998/12/02


アルピーナ2002については、CG誌1970・1973年11月号に
2002アルピーナに関するroad impressionsが掲載されています。
Paul Frereのimpressionにおいてtiベース2002アルピーナの
チューニング内容の記載がありますが非常に曖昧です。

・・・・カムシャフトやバブルそれに燃焼室のデザインをも含むヘッド全般に及ぶ、キャブレターも2基の40PHHツインチョーク・ソレックスが外されて、45DCOE9のツインチョーク・ウェバー2基にとって変えられ、エキゾースト・マニフォールドとマフラーもより排気効率の高いアルピーナ製が装備されている。ただし・・・・・ピストンはノーマルのままだから、圧縮比はノーマルと同じ9.3である。(キット価格は当時55万円・・・・


アルピーナの手は、サスペンションにも及んでいる。
テスト車が組み込んでいたキットは、ステージ1(パーツは18.7万円)というべきもので、
コイル・スプリングは標準のままダンパーを4本とも強力なものに交換し
(フロントがボーゲ・リアがビルシュタイン)ノーマルでも標準装備の前・後のスタビライザーを
レーシングカーのようにボール・ジョイントを用いた可調整型に変えている。
コイル・スプリングを変え、リアのセミ・トレーリングアームを長くするなどの改造を加えたステージ2キットもある・・・

以下に変更点を簡単に記します。
@2×45mmウェバー+ショートマニ
A吸入排気ポート拡大
B大径バルブ挿入
C300度バルブオープニングカムシャフト
D新鍛造ピストン
E燃焼室は半球形機械仕上げ
F11.5:1の高圧縮比
Gクランクシャフト加工
H若干のサスペンション変更(コニ)+調整式スタビ
I通風穴付きDブレーキ
J後輪トレッド拡大
K水温計・油温計の増設
Lバケットシート装着
M75%ファクターデフの装着
Nマーシャルライトの追加(2個)
というものです。但し、impressionにあるアルピーナテストカーの2000rpmのアイドリングはやや疑問です。
次にCG誌のroad impressionです。
SSディスコ・ヴォランテにより輸入されたアルピーナパーツを組み込まれた2002tiに関してです。
Paul Frereのアルピーナ2002tiに準じて造られ、ノーマルピストン仕様の圧縮比9.3:1というものです。
アルピーナキット価格は1970前半で55万円!!
尚、ご承知のようにアルピーナ社は70年代後半に自動車メーカーに変更となり、パーツ単体販売はしなくなりました。
従って2002アルピーナは、当時ディスコヴォランテから販売されたアルピーナキットを
Paul Frereの2002tiアルピーナに準じて装着した2002が日本に於ける2002アルピーナとして扱われています。
現在、この仕様を造るならば当時のキットのストックを探すことから始まります。

長くなって申し訳有りませんが、現在進行している私の02アルピーナ製作について少し触れます。
仕様は以下のようにしようと思っています。
@エンジンはPaul Frereに準じて変更 圧縮も11.5:1程度にアップ
A320iより流用するアルピーナインジェクションインデッドマニ装着
Bエキマニ+マフラー(アルピーナ)換装
C足周りビルシュタイン
D前後ブレーキ大型化
Eアルピーナシート+ステアリング
F計器増設
GアルピーナAW・カンパAWの場合 tireは185-70-13 あるいは195-50-15
Hクーラー装着
I320i5速ミッション換装
ベース車両は、マルテール宴nンドルとします。
現在、週末毎作戦会議中です。尚、engineは手探りでの作製となりますので予備を1機造る予定です。
当時、ディスコ・ヴォランテにより輸入されたアルピーナキットについてですが、ディスコ・ヴォランテが総輸入代理店として多くのキットを輸入販売したわけではありません。
言い換えれば個人が海外で数機個人的に購入してきたというもので、そのためCG誌のroad impressionにあるように日本には3台の2002アルピーナが存在するらしい。という記事になっています。
つまり当時のキットをもし仮に現在入手しようとしても不可能のに近いと思います。
当時このような馬鹿げた贅沢をしようとした車道楽者などそうはいなかったでしょう。
下記のように私の知り合いの店にこのアルピーナインマニが数十有りますと書きましたが、これはどういうことかというと、本物のアルピーナインマニは1機だけ有ります。ということは・・・・・

アルピーナキットの件ですが、私の出入りすることある(店主が所在地・名称を出すのが嫌いですので・・・)ファクトリーに02TI用のアルピーナインデッドマニホールドが数十ありますよ。45DCOE9ウェバー、あるいは40DCOEも相当数もあります。カムシャフトやバルブは消耗品ですから現行物でも問題ないでしょうから、やはりインデッドマニホールドが一番重要でしょうね! ちなみに店の第2工場のリフトにアルピーナキットを後付した丸テールの02が無造作にリフトアップされて放置されています。以前聞いたのですが、02全盛の頃、相当数の各種02が店に出入りし店主がこの種のパーツを集めまくったが、その後客層・車層が変化してパーツがそのまま残ったと聞いてます。また、店の事務所の本棚の上に、インジェクション用アルピーナ製インデッドマニホールド(赤いプラスチック製のファネルが4つ付き、透明のフェーエルライン4本が巻き付き、アルピーナの浮き文字がマニホールドに1カ所・スロットルボディに1カ所ある)が無造作に置いてあります。これは少しばかりレアだと思うのですが・・・店主が偏屈・変わり者(自称)



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