アルピーナ2002については、CG誌1970・1973年11月号に
2002アルピーナに関するroad impressionsが掲載されています。
Paul Frereのimpressionにおいてtiベース2002アルピーナの
チューニング内容の記載がありますが非常に曖昧です。
アルピーナの手は、サスペンションにも及んでいる。
テスト車が組み込んでいたキットは、ステージ1(パーツは18.7万円)というべきもので、
コイル・スプリングは標準のままダンパーを4本とも強力なものに交換し
(フロントがボーゲ・リアがビルシュタイン)ノーマルでも標準装備の前・後のスタビライザーを
レーシングカーのようにボール・ジョイントを用いた可調整型に変えている。
コイル・スプリングを変え、リアのセミ・トレーリングアームを長くするなどの改造を加えたステージ2キットもある・・・
以下に変更点を簡単に記します。
@2×45mmウェバー+ショートマニ
A吸入排気ポート拡大
B大径バルブ挿入
C300度バルブオープニングカムシャフト
D新鍛造ピストン
E燃焼室は半球形機械仕上げ
F11.5:1の高圧縮比
Gクランクシャフト加工
H若干のサスペンション変更(コニ)+調整式スタビ
I通風穴付きDブレーキ
J後輪トレッド拡大
K水温計・油温計の増設
Lバケットシート装着
M75%ファクターデフの装着
Nマーシャルライトの追加(2個)
というものです。但し、impressionにあるアルピーナテストカーの2000rpmのアイドリングはやや疑問です。
次にCG誌のroad impressionです。
SSディスコ・ヴォランテにより輸入されたアルピーナパーツを組み込まれた2002tiに関してです。
Paul Frereのアルピーナ2002tiに準じて造られ、ノーマルピストン仕様の圧縮比9.3:1というものです。
アルピーナキット価格は1970前半で55万円!!
尚、ご承知のようにアルピーナ社は70年代後半に自動車メーカーに変更となり、パーツ単体販売はしなくなりました。
従って2002アルピーナは、当時ディスコヴォランテから販売されたアルピーナキットを
Paul Frereの2002tiアルピーナに準じて装着した2002が日本に於ける2002アルピーナとして扱われています。
現在、この仕様を造るならば当時のキットのストックを探すことから始まります。
長くなって申し訳有りませんが、現在進行している私の02アルピーナ製作について少し触れます。
仕様は以下のようにしようと思っています。
@エンジンはPaul Frereに準じて変更 圧縮も11.5:1程度にアップ
A320iより流用するアルピーナインジェクションインデッドマニ装着
Bエキマニ+マフラー(アルピーナ)換装
C足周りビルシュタイン
D前後ブレーキ大型化
Eアルピーナシート+ステアリング
F計器増設
GアルピーナAW・カンパAWの場合 tireは185-70-13 あるいは195-50-15
Hクーラー装着
I320i5速ミッション換装
ベース車両は、マルテール宴nンドルとします。
現在、週末毎作戦会議中です。尚、engineは手探りでの作製となりますので予備を1機造る予定です。
当時、ディスコ・ヴォランテにより輸入されたアルピーナキットについてですが、ディスコ・ヴォランテが総輸入代理店として多くのキットを輸入販売したわけではありません。
言い換えれば個人が海外で数機個人的に購入してきたというもので、そのためCG誌のroad
impressionにあるように日本には3台の2002アルピーナが存在するらしい。という記事になっています。
つまり当時のキットをもし仮に現在入手しようとしても不可能のに近いと思います。
当時このような馬鹿げた贅沢をしようとした車道楽者などそうはいなかったでしょう。
下記のように私の知り合いの店にこのアルピーナインマニが数十有りますと書きましたが、これはどういうことかというと、本物のアルピーナインマニは1機だけ有ります。ということは・・・・・
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